何事も決めつけてはいけない 〜アニメ 薬屋のひとりごと 4話「恫喝」より〜

言葉探しの旅記録

皆さま、こんにちは。らふです♪
久しぶりの投稿となってしまいましたが、今回は最近出会った面白いアニメから素敵なことばを見つけたので、ご紹介したいと思います。

紹介する言葉

勝てる勝てないの問題ではないでしょう。世には百、千の花がありますが、牡丹と桔梗のどちらが美しいかは決めつけるものではないと思います

                          アニメ 薬屋のひとりごと 第4話「恫喝」より

アニメ 「薬屋のひとりごと」とは?

後宮を舞台に「毒見役」の少女が、様々な難事件を解決する、シリーズ累計2,700万部突破の大人気後宮謎解きエンタテインメントが待望のアニメ化!
大陸の中央に位置するとある大国。その国の帝の妃たちが住む後宮に一人の娘がいた。
名前は、猫猫(マオマオ)。
花街で薬師をやっていたが、現在は後宮で下働き中である。
ある日、帝の御子たちが皆短命であることを知る。
今現在いる二人の御子もともに病で次第に弱っている話を聞いた猫猫は、興味本位でその原因を調べ始める。呪いなどあるわけないと言わんばかりに。
美形の宦官・壬氏(ジンシ)は、猫猫を帝の寵妃の毒見役にする。
人間には興味がないが、毒と薬の執着は異常、そんな花街育ちの薬師が巻き込まれる噂や事件。
壬氏からどんどん面倒事を押し付けられながらも、仕事をこなしていく猫猫。
稀代の毒好き娘が今日も後宮内を駆け回る。

                           アニメ 薬屋のひとりごと 公式HPより

4話「恫喝」のあらすじ

今回紹介するのは4話の「恫喝」というエピソードです。
あらすじはこちら。

猫猫は帝の御子の連続死の謎を解決したのだが、その後も梨花妃は容体がすぐれないままだった。ある日、妃を治療せよと皇帝に命じられた猫猫。しかし妃のために用意した食事を与えようとするも侍女たちに邪魔されてしまい、妃はどんどん衰弱していく。そんな折、猫猫は壬氏の助けによって梨花妃に近づく機会を得たが、禁止されたはずの“おしろい”がなぜか使われていた。

                         アニメ 薬屋のひとりごと 公式H Pより

⭐︎主な登場人物の説明はこちらから♪

猫猫(マオマオ)の美しいセリフ ※ネタバレ注意!

このセリフはエピソードの最後の方で主人公の猫猫(マオマオ)が梨花妃に対して発した言葉です。

この梨花妃ですが、現帝の妃の1人ですが、後宮で使用されていたと発覚した白粉の毒によって子供を亡くしており、しばらく経ってもしばらく体調がすぐれず、命を落とすところでした。
しかし、猫猫(マオマオ)が彼女に使える侍女が禁止されていたはずの白粉を“良かれと思って“使用していたことを見抜き、何とか命の危機から脱しました。

その後の猫猫(マオマオ)の献身的な看病のおかげで回復した梨花妃は自分は他の妃に勝てるのだろうかと不安を口にするが、そんな梨花妃に猫猫(マオマオ)は以下の言葉を伝えます。

勝てる勝てないの問題ではないでしょう。世には百、千の花がありますが、牡丹と桔梗のどちらが美しいかは決めつけるものではないと思います

                               アニメ 薬屋のひとりごと 第4話より  

猫猫(マオマオ)の淡々とした口調から放たれたこの言葉ですが、とても美しいなと感じました。
花に例えるあたりもわかりやすくて、美しい。

このセリフに詰まっているもの

私はこのシンプルなセリフには色々なものが詰まっていると思いました。
(ここで書く解釈はあくまでも私個人の解釈ですので、ご了承いただければと思います、、、)

上辺で起こったことだけで全てが決まるわけではない

後宮内では何かと“美しさ“だったりいわゆる“見た目“や“外面“で何もかも判断されてしまう部分があるようです。
このエピソードに出てくる梨花妃は毒の白粉のせいで生まれたばかりの我が子を亡くしています。
彼女はこのことを当然ながら悲しんでいますし、何よりこの一件で帝に見放されるのではないかと不安を抱いていました。
その不安を猫猫(マオマオ)に打ち明けます。
「こんな自分が他の妃に勝てるのだろうか、、、」と。
そういった妃に対して猫猫(マオマオ)は自分の意見として上記のセリフを述べます。

上辺の起こったことだけで全て決まるわけではない。

牡丹の花を美しいと思う人もいれば、桔梗の花の方が美しいと感じる人もいる。

つまり、今回のことで梨花妃が他の妃に負けたと判断されることはないんだと、猫猫(マオマオ)は言いたかったのだと思いました。

何事も決めつけるな

これは、このエピソードで描かれた事件の総まとめとも言えることです。
体調を崩していた妃の侍女は毒の入った白粉で化粧を施すことが自分の中で「正しい」と決めつけてしまっていったことが描かれていました。

上記の猫猫(マオマオ)のセリフはあくまでも妃の疑問に対して返した言葉ではありますが、今回起きた事件を振り返り「何事も決めつけるのは良くない」ということを伝えたかったのではないかと思います。
違う記事でも書きましたが、私たちは知らず知らずのうちに自分ルールやこだわりを育ててしまい何も考えなくなることがあると思います。
その「何も考えなくなること」が今回のエピソードのような悲劇を生むのだなと思い私は正直恐ろしくなりました。
定期的に自分の考え方をまとめる時間を積極的に取り、自分ルールやこだわりを振り返ってみましょう。
私のおすすめは手帳やノートに書き出すことです。

まだまだ素敵な言葉が飛び出しそうな「アニメ 薬屋のひとりごと」。
毎週楽しみに観ようと思います。
また素敵な言葉に出会ったらシェアしますね♪

それでは今日も1日素敵に過ごせますように♪

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