皆さま、こんばんは。
今日は夜に更新させていただきました。
本日は言葉探しの旅記録です。
今回は読んでいた雑誌からのご紹介です。
雑誌はCLASSY.2022年11月号です。
先日12月号が発売されていましたが、バックナンバーのこちらもぜひ読んでみてくださいね!
その中で、エッセイストでタレントの小島慶子さんへのインタビューのページがありました。
これは、CLASSY.のオンラインイベントのゲストでいらっしゃった小島さんへのお悩み相談企画があったそうで、その内容があまりにも好評だったとのことでした。
そこで、11月号のCLASSY.の中でも質問を募集して、この記事ができあがったとのことです。
約4ページにわたるインタビューで、それぞれの質問に丁寧に真摯に答えておられるのだなという印象でした。
人生のそして、女性として先輩である小島さんの言葉は口調はサバサバしたような印象なのですが、聞いているひとに寄り添ってくれているのだなと感じるものでした。
その小島さんの言葉の中で、印象に残ったものをご紹介していきたいと思います。
人に敬意を払うこととは
“これまで日本では年功序列の習慣もあって、どんな立場であっても敬意を持って相手に接するってことを大事にしてこなかったと思うんですよ。敬語がある国なのにね。目上の人や外部の人にはものすごく礼儀正しくするのに、目下や内輪の相手に対するハラスメントは野放しにされてきた。リスペクトって相手の存在や尊重することなので、好みや立場は関係ないんですよ。たとえその人のことがあまり好きじゃなくても、たとえ自分と共通点がなくても、敬意を払うってことなんです“
(CLASSY.2022月11月号 96ページ)
これはお悩みの中で、「部下への接し方って?」といった話題になったときに小島さんがおっしゃっていた言葉です。
小島さん自身も下の立場の方と接する上で悩んだことがあったそうで、立場が上の人は下の人の感情として怖いと感じているということを前提としてものをいいやすい環境をつくってあげるとか、周りを巻き込んでフォローする体制を作ることも方法のひとつだということをおっしゃっています。
確かに日本の人たちは「おもてなしの精神がある」とか一見人に対して敬意を持つ文化がある国に見られがちな部分はあるのかもしれませんが、小島さんがおっしゃる通り年功序列という習慣があって、どうしても「上の人が絶対」みたいな雰囲気があることは否めませんよね。
上の人は新しい人やものが入ってくると結構眉をしかめてしまい、認める雰囲気に持ってくのは難しい場面が多い。
今は「ハラスメント」という言葉が認知されて、社会もようやく“人に敬意を払わない人たち“を糾弾する場面も増えてきました。
一方的な圧によって辛い思いをする人たちが救われる風潮になるのは私はいいことだと思いますし、辛い思いをする人たちを増やさないようにするべきだと思います。
やはり“リスペクト“はお互いし合うべき
一方で、小島さんの言葉を受けて私は、下の人たちの“リスペクト“っていうものについてどんな風に思っているのだろうとも思いました。
上の人たちが下の人たちに対しても敬意を払うのは大切だですが、だからといって下の人が上の人を敬うことを全くしないのも、これまた違う。
私の感覚だけですが、最近では「上の壁をぶち破れ!」、「上の人の意見なんて聞く必要ないよ」とか極端なアドバイスをされる方も見受けられますが、私はそれは違うと思います。
“リスペクト“はお互いし合うということが前提だと思いますし、意見がぶつかったとしても一旦はお互いを尊重する。
それから意見をいい合うということでだいぶ結果が違うのではないかなと思うことがあります。
私は最近、世の中に何かを発信している方の中で、いわゆる支持を得られている方に共通することって何だろうと考えたことがありました。
すると彼らは相手に対して敬語をきちんと使っているということに気づきました。
議論するときは、時にこちらがビックリするような言い方をされる方もいますが、敬語だったり、丁寧な言葉遣いを崩さない方が多い。
これって“最低限のリスペクト“はきちんと持った上で相手に接しているんですよね。
やはり、敬語が使えなかったり、横柄な態度の人は最初は物珍しく注目されたりはしますが、ずっと支持され続けるのは難しいのではないかと思います。
私もアラサーということもあり、下の年齢の方や、下の立場の方と接することが増えてきました。
最近接していて感じる正直な感想は、「堂々として、物怖じしない人が多い」いうこと。
ある意味、海外の方のような「どっしりとした感じ」が見られます。
私の社会人なりたての頃は、オドオドした気持ちが抜けず(今もですが)、あんなにハッキリ「言い切る」なんてできなかったなーと少しうらやんでみたり(笑)
まあそのような方々と接している中で私自身ビックリすることも多々ありますが、「しばらく観察してみよう」とワタシは心の双眼鏡を構えてみました。
もちろん、明日も彼らへの“リスペクト“は忘れずに。
おやすみなさい。
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